自炊作業とおでんと。

冷え込んできて煮込み系の料理が増える昨今、全く関係のない自炊シリーズで更新。

□次なる課題

以前のスキャン地獄でそれまでに溜め込んだ本の多くは電子化したし、どうしても電子化したいものは業者に発注してきた訳だが…そこまで行かないモノも当然、ある。

何れ無くしても良いと思うものもあるし、巻数が多くなり過ぎた為に費用対効果を考えると業者に支払う金額的に踏み切れないシリーズ…例えば四十巻越えのコレなども。

□どうでもいいシリーズ

そしてまた、100円なので購入したがそこまで面白くも無く、失敗したら失敗したで仕方なかったで済むシリーズにて、新たな自炊…正確には本の分解方法を試してみよう。

…ぶっちゃけ、カッターだけで四十冊以上もあるコミックを分解はダルい。

□まさかのレンチン

車やバイクのエンブレム、ヘルメットなどもそうだが基本的に張り付けてあるものは、程度の差こそあれ、糊を使用しておりそれらは総じて熱に弱いのが定石である。

ただ、それらは大きさ的に閉鎖空間で熱を与える事が難しく（ヘッドライトのシーリングを割った時の段ボールの様に）、また、対象が紙だしなあ…と思ったのだが。

…あれ、直接的な熱じゃ無くても良いなら、電子レンジはどうだろう？

□おおおお

大・正・解！これならイケる！簡単に乗りが剥がれる事で、分割する際に大きな力も要らないし、四十冊越えのシリーズにも対応出来る！と自分の思い付きに酔う。

□分解

…が、実際にやってみるとレンチン分割⇒レンチン分割の作業は思った以上に辛かった。

大体、一冊辺りに四十秒ほどの熱を加え、取り出しては次のコミックを暖め、その間に分解しては次に備えるという作業の繰り返し…また、紙が熱くなるんだ、コレが。

□裁断

そして、分解したコミックの端を切断する作業がございます…一冊辺りの裁断に三回、四十冊越えなので裁断だけでも百二十を超える訳で、物理的にも疲れがキツイ。

しかも本体の他に、より気を遣う表紙の切断と加工もあるんだぜ…！

□完成

はい、このシリーズのスキャニングが完了！いきなりの場面転換に見えるだろうが、もうスキャニング中の画像を撮る余裕なんて、精神的にも体力的にも無かったの。

終わった後の充足感はあるものの、それ以上に疲労感もあってもう、何といってよいか分からない状況に。うーんもう、しばらくはいい…在庫の峠は越えたんだけどね。

□小説

しばらく休んで、最後にもうひと踏ん張り…と言うか、興味が勝って青年コミックに次いで多い文庫版の小説をテストしてみよう、という…気分転換に近いかな、これは。

なお、この小説は前述のコミックと同様、100円コーナーで適当に見繕ったもの。

□切断サイズ

コミックに比べれば糊代が少ないのか、レンチンが短時間で分解が可能な文庫サイズ…を、何処まで刻むかと言うのが今回の主題で、それらを探りながらチェックする。

□自炊化

PDF⇒mobiと変換してみたのだが、ちょっと紙媒体と電子書籍ファイルでは見え方が違うなあ…上下余白が無いと読みにくいし…この辺りは変換用ソフトの設定次第かな。

まあ、PDF自体は紙と同じ内容だし、一先ず今日はここまでで良しとしよう。

□おでん

自炊で疲れたお頭と体を休めつつ、ようやく仕上がったおでんで一杯やることにする。

今回はつまみを味わう事を重視する為、吟醸では無くボディのしっかりした純米酒とする。天狗舞の山廃が良いかな…うん、おでんも良い感じに仕上がってお酒も旨い。

うん、趣味で始めたのに、ちょっと義務感が出ちゃったか…ノンビリやるとしようか。